今後の予定


2024/1/14 文学フリマ京都8
2024/5/19 文学フリマ東京38






新都市第Ⅲ区 Prelude


A5コピー本/本文8P/¥200
2024年1月14日 発行
2XXX年日本、前時代の表現規制による芸術衰退を危惧した政府は、芸術家たちの保護に乗り出す。
保護の名の下、新都市区へ集められた芸術家たちは次第に息苦しさを覚え始める。
保護による安定、国内のファン、海外で活動する自由、ピアニストの原英那はそれらの狭間で揺れていた。
そんな中、声楽家の佐原芽久実が日本を出ると言う噂が英那の耳に飛び込んで来る。






未必のトラジェディー


文庫サイズ/本文150P/¥900
2023年9月10日 発行
新人賞を獲って以来、鳴かず飛ばずの小説家、仁科晶穂。
原稿に行き詰まっていたある日、ミュージシャンの東有理から一通の手紙が届く。
それは、少し前に急逝した人気小説家の並木夏海について言及したものだった。
死因は公表されておらず、彼女の死については様々な憶測を呼んでいる中、その手紙にはこう書かれていた。
「並木夏海を殺したのは私です」―――。
ウェブサイトにて連載していた本編に大幅な加筆修正を加え、書き下ろし『深悔のリプライズ』を収録。






月の向こうの星々


A5サイズ/本文12P/コピー本/¥200
2023年5月21日 発行
初めての全国ツアーリサイタルを前に、ピアニストの瀬名はすみはスランプに陥っていた。
弾けないわけではない、けれど自分らしく弾けない。
それを見抜いたのは共に音楽活動をしているバイオリニスト・城春輝。
彼は、自身の従姪のピアノのレッスンをしないかとはすみに提案する。
まだ6歳の少女が弾きたいと言っているのは難曲―――ベートーヴェンのピアノソナタ月光の第三楽章だった。
※『私の愛したカンパネラ』の瀬名はすみ・城春輝がデュオを組んで少し経ってからの話ですが、単独でもお読みいただけます。






いつか枯れる花に水をやる


A5サイズ/本文12P/コピー本/¥200
2023年1月15日 発行
大正の初期に神戸にて発足した藤花歌劇団。
生まれも育ちも神戸の冬子は、歌劇団が少女唱歌隊であった頃から憧れを抱いている。
しかし自身の器量から、劇団への入団を諦めていた。
やがて共に育って来た幼馴染みの美少女・池波ゆりに夢を託し、冬子は劇団の衣装部への就職を決意する。
それぞれの場所で道を歩み始めてから数年、ゆりの実家で遭遇した彼女は、ファンからの葉書きを嬉しそうに読みながらも、娘役として自身の将来について思い悩んでいるようで―――。
昭和初期を舞台とした少女二人の物語です。
※本作は華族アンソロジー『百華ノワール』に寄稿した『この花の涯まで』のスピンオフですが、この一冊のみでもお読みいただけます。






二乗の星回り


A5サイズ/本文11P/コピー本/¥200
2022年11月20日 発行
一人ではなく、誰かと食べる食事は美味しい。
今日は食事をしながら話をしよう。
『春のあまり』に登場する浜野有砂が主人公の読み切り『明暗の明の真ん中に私は居る』、『私の愛したカンパネラ』の瀬名はすみと城春輝の登場する『二乗の星回り』の二編を収録。






哀惜のレゾナンス


A5サイズ/本文8P/コピー本/¥200
2022年5月29日 発行
小説家・有村海には秘密がある。
授賞式にも編集部にも顔を出さず、その素顔を知る人物は少ない。
担当の編集者以外に唯一“有村海”の素顔を知っているのは、写真家であるMimi.だったが…。
『私の愛したカンパネラ』、『未必のトラジェディー』にも登場するバイオリニスト・城春輝も登場するコピー本です。






私の愛したカンパネラ


文庫本/121P/¥900
初版 2022年5月29日
第二刷 2023年5月21日
プロのバイオリニストを妹に持つ、アマチュアピアニストとして活動をしている瀬名はすみ。
彼女は、幼い頃にプロのピアニストになることを母親に期待されつつも、それは叶わなかった。
バーでの演奏やバンドサポートを仕事にすることでピアノを続けていたはすみは、ある日バイオリニストの城春輝にスカウトされる。
ウェブで連載していた本編と番外編3本に加え、書き下ろし2本を加えて製本化。





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