ゆるさないで 沈んだ夜を繰り返す 背中の痕をたどりながら 行きつく先に光はない 泡のように消えてゆく 私は冷たい人魚姫 凍てつく体を溶かして 呼吸さえも奪われて 愛を温もりで伝えることを 教えられたの あなたに ほほえみの向こうにある人 部屋に残した幻 あなたの中に私はいるの? さよならを告げるため いま 私は背を向ける 「傍においで」 笑わないあなた どうしてそんな顔をするの 甘さを欠いた声が縛る お願いだから私を許して ほほえみの向こうにある人 部屋に残した幻 あなたの中に私はいるの? さよならを告げるため いま 私は背を向ける きつく抱いてあなたを言う 許さない 離さない 睨む瞳の熱にふるえる ああどうしよう 愛してるとしか聞こえない ほほえみの向こうにある人 部屋に残した幻 あなたの中に私はいるの? さよならを告げるため いま 私は背を向ける |