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嵐の夜 冬の始まる風が 指の隙間を通り抜けて コートのポケットに 慌てて入れた両手 「この人なら」と何度も思った けどそれは私だけと 恋に終わりを見る 星の降る空じゃなくていいから 私を迎えに来て 曇り空 雨の予感 傘を持たずに飛び出せば 黒い傘持った君が立ってる気がした 何度も二人で来た街 今は違って見える 来るはずのない君を 人ごみに探した 行く当てを失くした迷子の心を 投げ捨てて 砕け散って 消えてしまえば良いのに 雨の降る空でも構わないから 私を迎えに来て 星空 満月の下 思い出は輝いて見える 雷の鳴るあの嵐の夜さえ 花の舞う春じゃなくていいから 私を迎えに来て 星の降る空じゃなくていいから 私を迎えに来て 曇り空 雨の予感 傘を持たずに飛び出せば 黒い傘持った君が立ってる気がした 星空 満月の下 思い出は輝いて見える 雷の鳴るあの嵐の夜さえ |