静かな足音だった 最後の夜を終えた後 嵐が過ぎ去ったように 音の一つも無く 孤独を分かち合いながら 優しさ与え合えずに 誰か知らぬ人の愛情を 貴方は何処かで貰うの 見失う彩りの中で ただ一つ覚えているのは いつだって感じてた 本物の幸せ 滲む景色 「さよなら」と 手を振る あの日の二人に 忘れられない 情景が 愛しい 愛しい 愛しい 流れる川のせせらぎに 浮かべた二人の約束 結ばれる事の無い糸を 赤く染めて解こう 擦れ違う影が遠ざかり 他人だと言い聞かせる程 振り返り追いたくなる あの人の背中 滲む手紙 「さよなら」と 最後の一通 残して 忘れられない あの声が 愛しい 愛しい 愛しい 春が往く 花弁残さず 冷たくも和らかな風で 新しい季節をまた運ぶ 迷う事無く 滲む景色 「さよなら」と 手を振る あの日の二人に 忘れられない あの人が 愛しい 愛しい 愛しい 愛しい 愛しい 恋しい |