26時 どこまで行っても私は私でしかないことに気付いた夜 泣きたくなって頭痛薬を一気に飲み干した 「あの子になりたい、いやあの子が良い」 ないものねだりばかりして いっそベランダから飛び降りてしまいたいなんて考えた夜 一体どんな風に生きたら呼吸困難忘れてどこまでも泳いで行けるの? 一体どんな人と生きたら私を否定せず受け入れてどこまでも行けるの? 怖いものなんて最初からなかったことになる? どこまで行っても私は私でしかないことに気付いた夜 眠って目が覚めても相変わらず眩しい程の朝だけ来る 「あの子になれない、いやあの人も」 信じ難い現実を見つめ 追加分の頭痛薬をもう一度飲み干して眠ってしまいたい 一体どんな風に生きたら呼吸困難忘れてどこまでも泳いで行けるの? 一体どんな人と生きたら私を否定せず受け入れてどこまでも行けるの? 怖いものなんて最初からなかったことになる? |