
随分前にブログにカンパネラあとがきを書いていたのですが、無料サーバーだったためにいつの間にかお知らせもなくサービス終了し、全ての記事が消えてしまいました。書き終えた直後の気持ちを思い出しながらちょっとずつ書こうと思います。
長らく小説の執筆から離れていたのですが、丁度新型コロナウイルスが流行し始め、自分の行っている音楽活動も止まってしまい、それでも何か発信したいと思い、始めたのが小説執筆でした。その頃、テレビがきっかけでとあるピアニストの方のファンになったため、音楽の話がいいなと思い、連載を進めながら付け焼刃で知識も入れていました。今読み返すともっとちゃんと調べてから書けば…と思いますが、あの頃は多分、まず書き始める勢いが一番必要だったのだろうなと思います。
そんなこんなで見切り発車で書き始めた『私の愛したカンパネラ』ですが、約一年三か月かけて完結できたことは、小説を書く自信になりました。過去、連載を完結させられた作品が少なかったので…。
ここからは各人物に分けて作中出せなかったネタや設定を小出しにしていこうと思います。それらを利用して今後も番外編を生み出していけたらな、と思っています。
続きから細かい裏設定など。
▼瀬名はすみ(星名あすか)
星名あすか、という本名も考えた私としては気に入っているのですが、全然出て来ませんでしたね。はすみはもう“瀬名はすみ”として生きているので、多分本名の方がよそよそしくなっていると思います。某歌劇団の方々の名前を色々切り貼りして作りました。
実はすっごいピアノが弾けるのに、はすみ目線で話が進むためその設定を生かせなくて、すごいピアノ弾ける人だと作中で伝えられませんでした。どこかですっごい弾いて欲しいです。
▼城春輝
“城”という苗字はある作曲家の方からとりました。どうしても変換ボタンを押すと小説家の方の春樹が最初に出て来てしまうので、執筆中度々変換ミスされていました。
父は指揮者、母は歌手、という設定があったようななかったような。代々音楽に携わっている家系です。
▼九十九店長
作中、一度も名前が出て来ず、“店長”で貫き通しました。番外編『九十九と大間知』の九十九店長です。大間知はオーナー。本にする時はちゃんと出さないとな…と思って修正しました。
▼星名まどか、芳井祐介
海外留学も経験してますよ。
▼清水藤也
私の好きなピアニストの方の名前をもじりました。